トラブル
2012.09.08 Saturday 09:10
海外暮らしの中で起こる、日本の生活からはちょっと考えにくいド派手なトラブルを、ほうぼうから話だけは伺っていたのですが…
とうとう我が家にもちょっとしたトラブルが訪れました。
洗濯機を回していたら、聞き慣れない大きな排水音。
「?」と思っていたら、気づけば1Fが水浸しに。スペースで言うと6畳分位が水たまり状態。
洗濯排水がトイレの便器から逆流しておりました。
家中どこの水道を使っても結局そこからあふれ出してくるので、トイレ水道は全て使えない状態と判明。
ということは、事態は一刻を争います。
不動産仲介業者を通して、大家さんに連絡。
現在住んでいる家は日本で言うところのテラスハウスですが、こちらでは一戸毎にそれぞれのオーナーが所有していて、同じ区画・続き世帯でも全て一戸ずつオーナーが違います。
更に日本と違うのは、わたしたちにもオーナー側にも仲介不動産業者が存在するところ。
だから何かあると、わたしたちはオーナー側の仲介業者と交渉することになります。わたしたちの仲介業者はいわば窓口。
しくみがちょっと複雑です。
さて、大家さんは実際は遠く離れた州に住んでいるのですが(これもよくある)、幸い息子さんが近くに住んでいて、夜分にすぐ飛んで来てくれました。とはいえ彼は専門業者ではないので、事態の解決にはつながらず。
時刻は夜8時半。息子さんが業者に依頼をしましたが、この時間に対応しているところはなく、翌日の午後になると彼は言う。
ここがちょっと妙ですね?そのいきさつはのちほど。
ともあれ、わたしたちは全ての排水をおあずけ。お風呂は我慢ですみますが、問題はトイレ。スーパーや公共施設でしのぎました。
翌日、お昼もとっくに過ぎた約束の時間。
専門業者は10分前に来た!外国では業者の約束が日時通りに滞りなく進む、という方がまれです。さんざんそれは経験していたので、これだけでわたしたちには大感動。
排水管のつまりが原因だろう…ということで処置をしますが、なかなかそのつまりが見つからない。どんどん辿っていく。難航して時間がかかりました。
というのも実はテラスハウスの排水管は地下で全戸つながっていて、とても長いものになるため、わたしたちが原因のつまりなのかどうかも特定できない、20m先が詰まっていたため。20mといったらうーん…はたしてどの世帯が原因なのか、見当もつきませんねえ。
このケースで特徴的なのは、オーナー側の仲介業者でしょうか。
実は、排水作業者いわく自分は何でも屋で、依頼の際に「排水のトラブルなら大手専門業者にしなよ」と言ったら「きっと簡単なはずだからやってくれ」とゴリ押しされたとか。「これだけ大規模作業になると俺の管轄じゃねぇよ!」とこぼしておりました。(つまりオーナー側の経費削減のため、大手より安い個人業者に依頼した)
また、この場合はわたしたちの過失とは言えないため、排水作業費はオーナー負担となるのですが、オーナー側の仲介業者はこちらから突っ込まないと「あなたたちの過失だから払ってね?」とふっかけたり、とぼけたりする。
たしかにアメリカでは、このような場面によく遭遇します。さも当然でしょ?という説明が、でたらめや気まぐれであることも日常茶飯事です。
ただ、場面によっては少しチップをはずんだりすることで、思わぬサービスを受けられたり、回避方法を教えてもらえたりということもあるようです。
わたしたち側の仲介業者が苦々しく「特に日本人は(不動産等に限らず)このような場面で、そういうものだと思って疑問を持たずにホイホイ払ってしまう」と言っていましたが、今になって考えれば、仲介業者同士が交渉するのが筋にも思える…のは日本の正論。そこもわたしたちからの“つけとどけ”があるかどうか、ってことなんでしょうね〜。わたしたちは結果的に自ら交渉しました。
上記だけでも、日本の常識とはだいぶ違いが見受けられるかと思います。
自分でもあらためて読み返してみましたが、いかに日本の商売や公共機関が誠実か分かりますなぁ…接客への苦情をよくお見受けしますが、こちらから見ればたいへん可愛いものです。
今日は外国暮らし豆ちしきになったかなぁ。
…まぁ、実際に交渉をしたのは全部オットなんですけどね。
とうとう我が家にもちょっとしたトラブルが訪れました。
洗濯機を回していたら、聞き慣れない大きな排水音。
「?」と思っていたら、気づけば1Fが水浸しに。スペースで言うと6畳分位が水たまり状態。
洗濯排水がトイレの便器から逆流しておりました。
家中どこの水道を使っても結局そこからあふれ出してくるので、トイレ水道は全て使えない状態と判明。
ということは、事態は一刻を争います。
不動産仲介業者を通して、大家さんに連絡。
現在住んでいる家は日本で言うところのテラスハウスですが、こちらでは一戸毎にそれぞれのオーナーが所有していて、同じ区画・続き世帯でも全て一戸ずつオーナーが違います。
更に日本と違うのは、わたしたちにもオーナー側にも仲介不動産業者が存在するところ。
だから何かあると、わたしたちはオーナー側の仲介業者と交渉することになります。わたしたちの仲介業者はいわば窓口。
しくみがちょっと複雑です。
さて、大家さんは実際は遠く離れた州に住んでいるのですが(これもよくある)、幸い息子さんが近くに住んでいて、夜分にすぐ飛んで来てくれました。とはいえ彼は専門業者ではないので、事態の解決にはつながらず。
時刻は夜8時半。息子さんが業者に依頼をしましたが、この時間に対応しているところはなく、翌日の午後になると彼は言う。
ここがちょっと妙ですね?そのいきさつはのちほど。
ともあれ、わたしたちは全ての排水をおあずけ。お風呂は我慢ですみますが、問題はトイレ。スーパーや公共施設でしのぎました。
翌日、お昼もとっくに過ぎた約束の時間。
専門業者は10分前に来た!外国では業者の約束が日時通りに滞りなく進む、という方がまれです。さんざんそれは経験していたので、これだけでわたしたちには大感動。
排水管のつまりが原因だろう…ということで処置をしますが、なかなかそのつまりが見つからない。どんどん辿っていく。難航して時間がかかりました。
というのも実はテラスハウスの排水管は地下で全戸つながっていて、とても長いものになるため、わたしたちが原因のつまりなのかどうかも特定できない、20m先が詰まっていたため。20mといったらうーん…はたしてどの世帯が原因なのか、見当もつきませんねえ。
このケースで特徴的なのは、オーナー側の仲介業者でしょうか。
実は、排水作業者いわく自分は何でも屋で、依頼の際に「排水のトラブルなら大手専門業者にしなよ」と言ったら「きっと簡単なはずだからやってくれ」とゴリ押しされたとか。「これだけ大規模作業になると俺の管轄じゃねぇよ!」とこぼしておりました。(つまりオーナー側の経費削減のため、大手より安い個人業者に依頼した)
また、この場合はわたしたちの過失とは言えないため、排水作業費はオーナー負担となるのですが、オーナー側の仲介業者はこちらから突っ込まないと「あなたたちの過失だから払ってね?」とふっかけたり、とぼけたりする。
たしかにアメリカでは、このような場面によく遭遇します。さも当然でしょ?という説明が、でたらめや気まぐれであることも日常茶飯事です。
ただ、場面によっては少しチップをはずんだりすることで、思わぬサービスを受けられたり、回避方法を教えてもらえたりということもあるようです。
わたしたち側の仲介業者が苦々しく「特に日本人は(不動産等に限らず)このような場面で、そういうものだと思って疑問を持たずにホイホイ払ってしまう」と言っていましたが、今になって考えれば、仲介業者同士が交渉するのが筋にも思える…のは日本の正論。そこもわたしたちからの“つけとどけ”があるかどうか、ってことなんでしょうね〜。わたしたちは結果的に自ら交渉しました。
上記だけでも、日本の常識とはだいぶ違いが見受けられるかと思います。
自分でもあらためて読み返してみましたが、いかに日本の商売や公共機関が誠実か分かりますなぁ…接客への苦情をよくお見受けしますが、こちらから見ればたいへん可愛いものです。
今日は外国暮らし豆ちしきになったかなぁ。
…まぁ、実際に交渉をしたのは全部オットなんですけどね。
近所の自然
2012.09.05 Wednesday 03:23
日本のことも、少し
2012.09.02 Sunday 11:48
後回しになっておりましたが、7月に日本でお会いしたみなさま、ありがとうございました。
8月は日本シックになる以前に何かと予定があわただしく、気がつけばひと月が経ちまして。
あれ?という感じですが、すっかりこちらの感覚に戻ってしまうと、やっぱり日本での時間は得がたく尊いものに思えます。
空気、社会と街の感じ、自然、食べものetc…そしてみなさんとお会いできた機会。
本当に、離れてしまうと奇跡のようです。
ありがとうございました。
これからも細々と続けてゆけたらと思っています。
お付き合いくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
なんでしょうねー、やっぱり夏の日本はいいなー。
特に実家のある新潟は、夏の帰省と冬の帰省では天と地ほども印象が違うので(冬に帰ると精神的に落ちます…日本海側の冬の特性です。苦笑)、初夏にいられたのはよかったです。
オリンピックも前半は観られて嬉しかったなー。(こちらでは日本選手の様子は一切観られません)
戻ってきたアトランタは、前年からは考えられないほど涼しい8月になっていました。
うーん、気候的にはおいしいところ取りだなー。
今はうっすら紅葉の気配すら見え隠れするところです。
どんな9月になるのやら。
ともあれ、今日からまた新しい月ですね。
心機一転、ぼちぼちやっていきましょうねー。
8月は日本シックになる以前に何かと予定があわただしく、気がつけばひと月が経ちまして。
あれ?という感じですが、すっかりこちらの感覚に戻ってしまうと、やっぱり日本での時間は得がたく尊いものに思えます。
空気、社会と街の感じ、自然、食べものetc…そしてみなさんとお会いできた機会。
本当に、離れてしまうと奇跡のようです。
ありがとうございました。
これからも細々と続けてゆけたらと思っています。
お付き合いくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
なんでしょうねー、やっぱり夏の日本はいいなー。
特に実家のある新潟は、夏の帰省と冬の帰省では天と地ほども印象が違うので(冬に帰ると精神的に落ちます…日本海側の冬の特性です。苦笑)、初夏にいられたのはよかったです。
オリンピックも前半は観られて嬉しかったなー。(こちらでは日本選手の様子は一切観られません)
戻ってきたアトランタは、前年からは考えられないほど涼しい8月になっていました。
うーん、気候的にはおいしいところ取りだなー。
今はうっすら紅葉の気配すら見え隠れするところです。
どんな9月になるのやら。
ともあれ、今日からまた新しい月ですね。
心機一転、ぼちぼちやっていきましょうねー。